2010年04月17日
月までの距離測定?
月までの距離を 測量の機械を使って 自分で測るというアホな話です
地球上の離れた2点から同時に月を観測して
角度の差と 観測点間の距離が判れば 月までの距離が計算できるハズと
実際に運動場の両端から観測してトライした人がいます
2点間の距離が 月までの距離とあまりにかけ離れているので失敗
んー そりゃそうでしょ
静岡とハワイあたりで同時観測するのが理想だけど
仮に山口県あたりで妥協するにしても 似たようなヒマ人を探すのは至難のワザ
そんなことを考えていたら ヒラめいてしまった!
地球は回転している 4時間も経てば 経度的にはハワイまでひとっ飛び
思いついたら やるしかないと 月の南中の時間を調べ
南中までの2時間 1分ごとに水平角と仰角を観測しました
マンションの連絡通路で 真夜中に 必死こいて・・・かなり危ない
さーそれからが大変 こんなアホなトライはネット上さがしてもどこにもないし
計算方法は自分で考えなければならない
まずは 観測点(自分)の移動距離の計算
それから 月の移動量(視差角)の計算
やっかいなのは 月の公転による補正
毎日仕事が終わってから夜まで計算 そんな日が1週間も続いた
計算結果は データの選び方によって 28.5万km~39.5万km
正解は36~40万km(軌道が楕円になっている)
まー素人にしては上出来でしょう
あー疲れた
タグ :月までの距離
2010年04月20日
宇宙飛行士への道

「宇宙飛行士になりたい。」
子供が言うならノープロブレムだが
いー大人が そんな事を言い出すと 世間の風は冷たい
「 パパがアメリカに行っちゃうーーーやぁーだぁーー 」 と大泣きして
本気にしているのは小学2年生の娘だけだ
もうあれから15年も経つ
もちろん本人も宇宙飛行士になれるなんて思っていない
それでも医者に作ってもらった健康診断書を添えて 受験申請書を郵送した
しばらくしてNASDAから送られてきた封筒を開けて 腰が浮いた
「宇宙飛行士候補者整理票」 おっ オレは・・・宇宙飛行士候補者・・・
ちょっと宇宙に近づいた気がした
東京まで出かけ 受けた最初の英語試験で あえなく撃沈
そーです 僕は英語がしゃべれないのです ゴメンナサイ
でも 今もこの受験票は僕の宝物です
タグ :宇宙飛行士
2010年04月21日
山崎直子宇宙飛行士帰還

日本人初の女性宇宙飛行士 山崎直子さんが宇宙から帰還しました
山崎さんのニュースを見るたび
私は建築家「丹下健三」氏が設計した「駿府会館」を思い出してしまいます
カッコイイ建物でしたが ずいぶんと昔に取壊されてしまいました
世界初の女性宇宙飛行士と言うと 旧ソ連のテレシコワさん
「ワタシはカモメ」のフレーズは 当時知らない人はいませんでした
そのテレシコワさんが 宇宙から帰ったあと 静岡市を訪れています
当時小学1年生だった僕は
父に連れられて この「駿府会館」でテレシコワさんを目撃したのでした
その後 父にせがんで宇宙飛行士のGIジョーを買ってもらった私は
大人になってから 宇宙飛行士の試験を受けるという
身の程知らずな暴挙に及んだのでした
タグ :宇宙飛行士
2010年05月15日
月までの距離 リベンジ

ネットで調べればすぐに正解がわかってしまうことなのに
月までの距離を 自分で計ってみようなんて
特に考えなくても 効率という点では最悪です
結果もケタがあってたから まあ良しとすんべぇ といった程度
こんなムダに労力をつぎ込んでしまうこが 人と動物を隔てる最大の違いだ!
なーんて 大ミエをきるほどの思い入れはありませんが
んー あそこをこうすればもっと精度が上がったかなぁーと
考え始めると止まらなくなってしまう・・・
まったくもって お気の毒
そんな訳で この夏にはリベンジ作戦を 密かに企んでおります
改善点は次の2点
①基準を北極星ではなく月の近傍に見える遠くの恒星にする
②翌日に同時刻の観測を行い月の公転補正値を算出する
これでかなり精度が上がるはず
失敗しても 笑い話にして報告します
タグ :月までの距離
2010年05月26日
宇宙飛行士GIジョー
1966年に発売が開始されたGIジョー
当時1500円の値段は 子供には手の届かないものでした
銀色のスーツに身を包んだ 特別な彼は2000円もしましたが
「宇宙飛行士がほしい」と父にねだると
「戦争のはダメだけど 宇宙飛行士ならいい」と即答
次の給料日に田中屋デパート(現伊勢丹)に出かけたのです
友人の家では 地面に這いつくばって戦争ごっこが始まります
僕の宇宙飛行士は プカプカ宇宙遊泳をしながら
「お前らバカだなあー」とつぶやきます
今考えるとずいぶんと協調性のない奴だこと・・・
引越しの際にゴミと一緒に燃えてしまったとばかり思っていましたが
オークションという名の異次元空間で発見し救助しました
「30年の時を超え 只今無事帰還致しました!」
タグ :宇宙飛行士
2010年05月28日
宇宙家族ロビンソン

子供の頃夢中で見た「宇宙家族ロビンソン」
家族でお出かけ中に 見そびれたのに気が付いた時には大泣きしたものです
ブックオフでDVDセットを見つけたので つい買ってしまいました
放送も白黒でしたが、テレビも白黒なので
文房具屋さんから赤いセロハンを買ってきて画面に貼り付け
「今日はカラーテレビだよ」 と少年は真っ赤な画面に大満足
妻の留守中に時々引っ張り出してはタイムスリップを楽しんでいます
今度は黄色いセロハンでも 張ってみようかな?
2010年06月14日
はやぶさ君ありがとう

燃料もれ 行方不明 エンジン故障 ・・・
数々のピンチを乗り越えて「はやぶさ」が帰ってきました
探査機が月より遠い天体に着陸して帰ってくるのは人類史上初
戻ってきたカプセルに 小惑星「イトカワ」 の砂が入っていれば
これまた とてつもない快挙です
アメリカの惑星探査と比較して ケタ違いの低予算での成功は
日本人の能力と勤勉さに裏打ちされた
Made in japan ブランドを 世界に再認識させました
はやぶさプロジェクトを率いる川口淳一郎氏は この成功を
「 はやぶさが助けてくれたから。 」 と結んでいます
人知の及ばない 意識の存在を感じます
はやぶさ君 ありがとう
2012年05月21日
金環日食

久々の更新です
今朝は金環日食で日本中が沸き立ちました
我家もいつもより早起きして雲の様子にヤキモキしながら
自作?の黒ビニール片を手にベランダに出たり入ったり
下を見ると日食メガネを手にした小学生が学校へ向い
家族総出で家の前に出て見上げる人々
中にはカメラを三脚に据えて撮影する人もいます
テレビもほとんどの番組が日食生中継
天体ショーとはよく言ったもの
日本中が大騒ぎです
さてさて ついにその時がきました
数分前から運よく雲が切れて
「おーつながったーーー!」「おもしろーーー!」
歓声があがります
せっかくですから僕も撮影にチャレンジ
理由は判りませんが こんな写真も撮れました

静岡県に次回出現する金環日食は2041年だそうです
生きていたらまたお会いしましょう
ゴキゲンヨウ
2013年02月10日
月までの距離 再計算

もう何年も前の記事の蒸し返しです
夜中に測量の機械で月を観測して
一週間夜なべで計算した結果が
28.5万km~39.5万km (6つの時間帯を区切り それぞれ計算)
結果が散らばってしまったのが面白くなく
時々思い出しては 牛みたいに反芻していました
そしてある日 ポロンとひらめきました
「 あれ? 月の公転は直線移動? 」
月は 地球の自転によって 天球上を「円弧」を描いて移動します
東寄りの空から登って「円弧」を描き 西寄りの空に沈みます
地球の自転は24時間ですから
360度÷24時間=15度
天球上の「円弧」の円の中心点を基準に
1時間あたり15度、曲線移動します
この動きに加えて 月は地球の周りを公転しています
公転周期を28日とすると 1時間あたりの動きは
360度÷28日÷24時間=0.5度 になります
計算にあたっては公転の動きを加味して補正するのですが
注意すべきは 公転による動きは天球上で「直線」になるという点です
このことに気付かないで 地球の自転による「円弧」の上をなぞるように
公転補正をしていました
そそくさとエクセルをいじって再計算
39.5万km~40.2万km
やったー! 見事に数値が密集
平均=39.8万km
観測日時における月までの距離を調べてみると
正解=37.7万km
誤差=+2.1万km (5.6%) これなら上出来です
地面を測る測量の機械で
月までの距離を測ることができました
メデタシ メデタシ
自分でやってみたい方はメール下さい。
計算経過(エクセル)を差し上げます。
タグ :月までの距離